サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂のトマス像
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イエス・キリストには、十二使徒と呼ばれる12人の弟子がいました。
その中に、使徒トマスと呼ばれる弟子がいました。 中国や、インド、アッシリアにも伝道に来ていた人物で、インド、チェンナイ(旧マドラス)に、使徒トマスの墓があるそうです。 使徒トマスについて、『ヨハネによる福音書』では情熱はあるが、イエスの真意を理解せず、少しずれている人物として描かれています。(ヨハネ11:16参照) また、イエスが復活したという他の弟子たちの言葉を信じないが、実際にイエスを見て感激し、「私の主、私の神」と言ったとあります。(ヨハネ20:24‐29) イエスのわき 腹の傷に自分の手を差し込んでその身体を確かめたとも言われます。 1945年にエジプトで見つかった「ナグ・ハマディ写本」群に含まれていた文書で、114の文からなるイエスの語録集であり、『トマスによる福音書』というものがあります。 |