「皿やしき於菊乃霊」 月岡芳年画 |
熨斗は干した鮑(あわび)を細く切ったもので、水引も熨斗も、どちらも「水」を無くす事に意味があります。 「水」は推古天皇を表し、「千」(せん)の「水」を無くして堅くすると「干」(かん)になるということです。 「天」という字も「水」を含むと「夭」(よう)という字になります。 「夭」(よう)に「女」を加えると「妖しい」(あやしい)という字になり、「夭」(よう)に竹の枝を持たせると、陰部を晒して踊ったという天鈿女命(あめのうずめのみこと)を表す「笑う」(わらう)という字になります。 また、「呑む」という漢字は、「口」を「夭」(よう)が飲み込んでいる形で、「口」は大物主命を表す字なので、大山咋神(おおやまぐいのかみ)や、大山津見神(おおやまつみのかみ)という神様を象徴し、大物主命を飲み込んだ天照大神(推古天皇)を表すようです。 大山津見神の別名を和多志大神(わたしおおかみ)や、酒解神(さかとけのかみ)と呼びますが、これは大物主命を表す神様で、厳密には大山津見神とは違う神様なのですが、大国主命が、大物主命と天照大神の橋渡しをして同じ神様になったという意味のようです。 |